今回前半の時間帯に見学を予定している旧日銀広島支店は、現存する被爆建物の一つであり、広島市指定重要文化財・遺構として一般に公開されています。 また、芸術文化活動拠点としても利用されており、 施設は日銀が所有し、広島市が運営管理しています。
日本銀行広島支店は、爆心地から380mのところに位置しています。被爆時1階と2階は日本銀行が9時開始だったため鎧戸を閉じており、内部の大破を免れました。 3階の国税局は8時始まりだったため、鎧戸を開けていて大破全焼しました。
見学の場所としては、地階の金庫室、2階の食堂、支店長室、支店長応接室などです。 特に案内人はいませんが、各部屋には被爆前後の写真や説明版がありますので各自自由に見学していただきます。 支店長室の隣の部屋では、ビデオの鑑賞(20分)もできます。
旧日銀広島支店
例会の後半は、袋町小学校平和資料館を見学します。
爆心地から460mの位置にある袋町小学校は、原爆で大きな被害を受けました。当時多くの児童は疎開により被災を免れましたが、残っていた児童のほとんどが一瞬にして命を失いました。 木造校舎は全て倒壊し、唯一鉄筋コンクリートだった西校舎内だけが外部のみ原型を留めました。 被爆直後から被害者の救護所として利用された西校舎内の壁面には、被害者の消息を知らせる「伝言」が数多く記され、現在も残っています。松永 仁さん(袋町小学校平和資料館運営協力員)に同資料館の細説と案内をしていただきます。
袋町小学校平和資料館
※会場がいつもの国際会議場ではなく、集合場所が旧日本銀行広島支店1階になっています。 ご注意ください。
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