平和のためのヒロシマ通訳者グループ (HIP) の例会を下記の予定で開催いたします。今回は広島市立大学 井上泰浩さんにご講演をしていただきます。
プロフィール:
山口県出身。広島市立大学国際学部教授。全国紙記者を経てミシガン州立大学院でマスメディア学博士号。専門は政治とメディア、情報通信、ジャーナリズムなど。2013~2014年はハワイ大学平和研究所客員研究員として、真珠湾攻撃と広島原爆のメディア報道や人々の記憶・理解の関連性について調査。原爆投下の報道の分析はライフワークとして取り組まれていらっしゃいます。
アメリカの新聞報道を通しての広島原爆理解とともに、アメリカに住む被爆者の方(日系アメリカ人、つまり「アメリカ人」でたまたま親の故郷である広島に帰っていた方や被爆して戦後アメリカに結婚などで移住された方など)について触れ、原爆理解の多様性について話をしていただきます。
アメリカ、フランス、ドイツなどの欧米やアジアやアラブの新聞報道を通しての広島原爆投下の(非常に幅広く、相反する)解釈についての話やアメリカの新聞では原爆は「救世主」とたとえられる一方、フランスでは「大虐殺」、ドイツでは「ホロコースト」とたとえられるように、さまざまな理解がされる原爆投下について実例を挙げて頂きます。
続きを読む

